岡田と委員長

投稿者:  投稿日:2002/04/28(日)01時57分01秒

学校の女子トイレといえば連れションの集団で混雑するものと相場は決まっているが
今日この瞬間だけはそれが違いそれはまるで二人の衝突を
演出するかのように静まりかえっているようでもある
そこにちょうど松本や吉井との連れションの都合がつかず一人で入ってきた岡田
そしてその時唯一トイレ内にいた委員長が個室のドアを開け出てきた所と鉢合わせをする

「あら?・・・ふーん、そうなんだ~」
言いたい事をすぐには言おうとせずもったいぶってジロジロと委員長を眺める
岡田に委員長もイライラとしながら何が言いたいんやと急かす
「別にぃ。あの真面目で綺麗で勉強も出来て欠点の無さそうな保科さんも
 オシッコしたりするのね~って思ったんだけどぉ」
「・・・小便だけやないで」
「はぁ!?何それ?ギャグのつもりぃ?」
しつこく絡む岡田を無視しポツリと一言だけ言い残してトイレを去る委員長
いつものように自分の口撃がかわされて腹が立つ岡田だが用も足したいので
個室に入るがそれは偶然にも委員長が入っていた個室であった
「うっわ!何この臭い!?」
個室に充満するおそらく委員長が出したと思われるウンコの臭い
始めこそ思いっきり不快感を露わにした岡田ではあるがすぐに考えを切り替える
(待てよ・・・ひょっとしてアタシ保科の弱みを握ったってヤツゥ?)
決定的な証拠
何よりも自分自身で臭いまで嗅いでしまったのだから
委員長がここで排便をしたというのは疑いようもない事実
岡田の脳裏にはこれを仲間の二人だけでなく皆に大々的にバラしてしまおうという
野望が浮かびついに委員長に一泡吹かせてやる事が出来る喜びに胸が沸く
(保科も今頃相当後悔してるでしょうね。何せこのアタシに自分のウンコの臭いを
 嗅がれちゃったんだからね。もう明日から学校来ないってヤツゥ?)
それだけではなく委員長の一番の目の敵であるはずの自分にウンコの臭いを嗅がれた事自体も
委員長を追いつめてる事になってるだろうと岡田の鼻息はますます荒くなり
臭いをしつこく嗅ぎ続ける
(どう保科?アタシ今アンタのもっとも恥ずかしいウンコの臭いを嗅いでるのよ!
 きっと今頃顔を真っ赤にしてるわよね。涙も流してるんじゃないかしら?
 でも絶対に許してあげないわよ。全校中に言いふらしてあげるわ!
 保科智子はウンコ垂れってね!・・・まったく、笑いが止ま・・・ら・・・)

岡田が気がついた時には保健室のベッドの上にいた
おそらく悪臭を嗅ぎすぎた上に頭に血が上って気絶してしまったのだろう
松本らの話では当日あのトイレは換気扇の状態が悪くてあまり人が使用してなかったと言う事らしい
岡田もこれではその悪臭が委員長のものか証明できず自分の失態も早く忘れてほしいため
委員長のウンコの話は胸の中にとどめておく事にしたが
あの臭いはあくまで委員長のものであったと信じている
(恐るべし保科智子・・・)

その頃教室では岡田がトイレで倒れたという志保ちゃん情報を聞きクスリと笑う委員長が居た
(私のウンコの後に入ったんが運の尽きやな・・・)

それを見た漏れは委員長でも笑う事があるんだなと勘違いしていたよ  (´ー`)y─┛~~~


岡田と委員長・続編1

前回決定的なチャンスに遭遇したにもかかわらず
不測の事態で委員長の優位に立つ機会を逃した岡田
しかし岡田はそれにめげることなく再度委員長の弱みを握るべく躍起になるのだった

(もうこうなったら意地でも保科のウンコする現場を押さえてやるわよ)
気絶という屈辱はあったものの委員長がウンコをした確証を得た岡田だが
委員長はその後岡田と対面してもまったく動じる気配も無く地団駄を踏むしかなかった
もはや前回の敗北を覆すには委員長のウンコを完全に暴いてやる事しかないと
仲間の二人にも内緒で一人密かに委員長を尾行する岡田
気付かれてそうな雰囲気はあるがまったく無視しているかのような
委員長の悠々とした歩きようにますます不満を募らせている
(むっ、さっそくチャンス到来じゃない。保科も甘いわね)
スタスタと女子トイレに入った委員長に続いて岡田もトイレに向かい
委員長が入った個室の前で出てくるのを待ち受ける岡田

(長い・・・もしかしていきなりウンコ?)
待つ事数分明らかに小用よりも長い時間個室に籠もっている委員長に
岡田の期待は膨らみ個室から出てきた委員長の驚きの表情を想像して悦に浸る
「・・・なんや、他の個室空いてるで」
しかしようやく個室から出てきて岡田と目があった委員長の言葉は
岡田の期待を大きくぶち壊すものだった
その余裕からまさかウンコじゃなかったのと慌てて個室に入る岡田だが
やはり個室の中は委員長のウンコの残り香が充満していた
(な・・・何よ!アイツ恥ずかしくないの!?)
あっさりと委員長のウンコ現場を押さえたがその委員長の平然さにムッと来る
いつの間にか岡田の頭の中では委員長のウンコ現場を暴くよりも
委員長の羞恥の顔を見るのが目的にすり替わっていた

(まあそうそう学校でウンコなんてしないでしょうけど
 こうしてアタシが見張ってる事が分かれば保科のプレッシャーも相当なものになるわね)
翌日もますます委員長の尾行に執念を燃やす岡田だが
委員長は相変わらず前日の事も意に介してないようだ
(余裕を装ってアタシを騙そうとしてもそうはいかないわよ。
 アタシが常に見張ってる事が分かれば絶対ウンコし辛くなるはずよ。
 ウンコをする度にアタシに知られていつか耐えきれなくなるか
 もしくは我慢し続けて酷い便秘になるか・・・。
 どっちにしろ保科、アンタはこれからアタシに苦しめられる事になるのよ!)

しかしまたも委員長は岡田の思い通りの反応を見せてくれはしなかった
今日だけでなく翌日もそれ以降も委員長は岡田が見張っている事を知りながら
オシッコは普通にしウンコもまた当然のように出して岡田の前を
「何やっとるん?」という羞恥でなく呆れた表情で去っていく
ますます募る敗北感と委員長憎さのあまり岡田は突発的に彼女のもとへ駆けつける
「保科!アンタいったい何なのよ!」
「な、なんや突然?」
さすがの委員長もいきなり駆けつけてきた岡田には戸惑う
「アタシがずっとトイレで見張ってる事を知ってるくせにどうして平気な顔してるのよ!」
岡田の叫びに委員長はキョトンとして何で見張ってるのか分からないと答える
「何でって・・・あなたの恥ずかしい現場を押さえるためじゃない!それぐらい分からないの!?」
恥ずかしい現場つまりウンコをした事を自分に知られて
さらに自分に個室に入られて恥ずかしくないのかと委員長に問いつめる
「別に・・・ウンコなんて皆するものやないか。何で恥ずかしがる必要があるん?」
「ぐっ・・・何よそれ・・・!」

あまりにも堂々とした委員長の態度に言葉が詰まった岡田
良く分からないまま呆れた委員長がクルリと向こうを向いて去ろうとした時
切羽詰まった岡田の口が無意識に開く
「あ・・・あなたのウンコは特別なのよ!」
「・・・・・・・・・は?」

岡田の気が狂ったのかと怪しみの目を向ける委員長
心の底から絞り出た自分の言葉に岡田の顔は真っ赤になっていた  (´ー`)y─┛~~~


岡田と委員長・続編2

「変な女とは思ってたけど本当に変だったとは思わなかったで。
 こっちのもんは皆そうなんか?」

自分の発言に顔を真っ赤にした翌日
岡田はどうしてあんな事を言ってしまったのか自分でも理解できていなかった
(そりゃあ保科のウンコじゃなきゃ現場を押さえる意味がないし、
 保科をギャフンと言わせるためだからウンコの臭い嗅ぐのも我慢できたけど・・・)
思えばもう何回も委員長のウンコの臭いを嗅いできた岡田
ただ現場を押さえるだけでは弱いと委員長のウンコの臭さを知ってやる事によって
委員長を辱めてやろうという思惑であったがそれは脆くも崩れ
ただ臭い思いをするだけに終わってしまった

一度は失神しただけの事はある委員長のウンコの臭さは
岡田もそれはもう凄い臭さという印象を受けたが
それが委員長のだからという印象だと落ち込んでいる今はそう思うようになった
(保科のウンコもやっぱり臭いのよね。他の女と一緒でさ。
 でもアイツのウンコだと思うと何か違うのよね・・・)
自分の立場とプライドを守るために自分のウンコの時は
徹底した警戒を怠らない岡田だがそれ故にウンコをしても堂々とした態度の委員長を
無意識のうちに神格化していた

「・・・な!?何言っとるん?気でも狂ったんとちゃうか?」
「別におかしくなんかなってないわよ!・・・ただ何かそう思っちゃったの。
 お願い保科!一度でいいからアンタのウンコ見せて!」
翌日岡田は意を決して委員長のもとへ走りいきなりウンコを見せてと頼み込む
「あのな・・・ウンコを恥ずかしがる必要は無い言うたが
 だからゆうて別に見せて平気とは言うてないで私は」
あきれ顔で肩をすくめながら溜め息をつく委員長に岡田は
それ以上しつこくする事も出来ずただ委員長の返事を待つ事しかできない
「・・・しかし何でそんなにウンコなんかに興味を持つん?」
「え・・・?その・・・ウンコっていうか、と、とにかくアンタのウンコに興味があるのよ!」
勢いで言ってしまったもののそれを聞いて再び大きな溜め息をついた
委員長の反応にちょっとビクビクする

「・・・まあええわ。そんなに言うなら今すぐには無理やけどまた後で呼ぶわ」
ついに委員長の承諾の言葉を聞くことができた岡田は思わずガッツポーズで喜び
それを思い出すたびに授業中でもついつい拳を握りしめてしまい
我に返っては周囲をキョロキョロと見回しながら委員長を待つ
そしてとうとうその瞬間がやってきた
「岡田いるん?行くで」
委員長に呼ばれて喜び勇んだ表情で駆けだしていく岡田に
松本と吉井も呆気にとられて顔を見合わせていた

(これってマジなのよね・・・。保科が今トイレの中でウンコしてるのよね・・・)
自分と一緒にトイレに向かい自分にウンコを見せるために委員長がウンコをしている
あれほど委員長にちょっかいを出していた自分のためにウンコをしてくれている
自分で頼んだこととはいえ信じられない出来事だった
(でも・・・保科アタシを疑ってないかしら・・・騙してるとか思われていたら・・・)
岡田が軽い疑心暗鬼に陥ってるとフイに個室のドアが開き委員長が顔を出した
「ホラ早よ入りや。私はもう戻るから後始末は頼むで」
他の女子に入られないよう委員長とすれ違いに個室に侵入した岡田
ドアを閉めてまず心を落ち着けようとした時すれ違った時の委員長の表情を思い出す
(フッ・・・まったくおかしな奴やな)
その時委員長は初めて岡田に困ったような恥ずかしそうな表情を一瞬見せた
それでいて嫌がっているわけではないような微かな笑みも交えて
「保科・・・」
高まる胸の鼓動をグッと落ち着けつつとうとう下の便器に目を移す岡田
そこには紛れもない委員長の一本糞が便器の中に堂々と佇んでいた

個室の中に充満する臭いは
今までの委員長を辱めるための目的で嗅いでいたウンコの臭いではない
便器に残っているウンコもそれはもう証拠などという物ではない
もっと嗅いでいたい
もっと見ていたい
委員長のウンコの臭いを全てを知りたい
(保科の・・・保科のウンコの臭い・・・アタシ嗅いじゃってるよ・・・。
 いいの?保科・・・アンタのウンコもうアタシみんな知っちゃってるのよ・・・)
ただ委員長のウンコと共にそこにいるだけで体が熱くなり
意識が朦朧としてくるかのようにおかしなことを考え出す岡田
委員長のウンコと悪口を言っていた時のいつもの委員長の姿が脳裏の中で重なってくる
悪口や苛めにもひるまずいつもツンとしていた委員長だったが
とうとう自分にウンコを見せてくれるようにまでなった

他の誰にも見せたりはしないウンコ
しかし自分はその委員長のウンコを見た
だから自分は他の女子とは違う特別な存在だという思いが高まる
(保科・・・保科のウンコ・・・保科のウンコ・・・ウンコ・・・)
ウンコを見つめれば見つめるほどにそれと重なって見える委員長の表情が変わっていく
「そんなに私のウンコが見たいやなんて変なやっちゃな。
 ・・・まあええで、好きなだけ見たったりいな。アンタにだけ特別やで」
岡田の中の委員長がニッコリと微笑んで自分のウンコを両手で救い上げ岡田に差し出す
その瞬間岡田は個室の中で静かに頂点に達した


「ちょっと。岡田最近いったいどうしたのよ?」
「そうよ。なんか保科と一緒にいることが多くなってない?」
「あーもううるさいわねえ。もう苛めるのは卒業しただけよ」
ある休み時間教室で仲間に根ほり葉ほり聞かれて辟易する岡田
そこに委員長がやってくると岡田の表情は一変する
「私トイレ行くけど岡田はどうするん?」
「もちろんアタシも行くわよ。・・・じゃ、ちょっと行って来るから」

気がつけばいつの間にか岡田と委員長の仲は深くなりつつあった
ウンコから委員長に惹かれていった岡田
変だと思いながらもそんな岡田を面白く感じてきた委員長
自分のウンコを誇らしげに見せる感覚というのは結構気持ちいいと思っている
それでいてウンコを他人に晒してしまう開放感からトゲトゲした心も徐々に癒されていた

こんな心の開き方も良い
二人は口にこそ出さないもののそういう思いで結びつきができていた  (´ー`)y─┛~~~

戻る