ねこ君といぬ君の物語
狙われる二人

(夜の学校の帰り道)
ねこ君といぬ君は今日も仲良く二人で下校していました
部活で遅くなった暗い帰り道も二人でならそれほど怖くありません
でも途中にある細い近道は林に囲まれて灯りも少なくとても怖いので
ここだけはいつも早足になる二人です
回り道をすれば道路沿いで安心なのですが時間がかかりすぎるので
二人はおっかなびっくりこの近道を利用しています
「・・・いぬ君、ここ大丈夫かなあ」
「大丈夫だよ。あの事件は都会でしか起こってないし
 こんな田舎では狙われることなんか無いはずだから」
二人が話している事件とは最近ニュースになっている
誘拐やレイプなど美少年が狙われた事件の数々のことです

美少年だからという理由で狙われるイジメやレイプ
軟禁などは経験済みのねこ君といぬ君は自分が美少年と
自惚れるつもりはありませんが当然恐怖心は高く持っています
だけどいぬ君はねこ君を安心させるためにも平気そうに振る舞ってますし
いざとなったらねこ君のために自分が身代わりになる覚悟までしているのです

ねこ君といぬ君が近道のちょうど真ん中ぐらいに差し掛かった時
向こう側から人影がこちらに近づいてきました
ねこ君はピタリと足が止まって警戒し
いぬ君はねこ君を守るように身構えて人影の確認を始めます
「女の人が一人だけみたいだ。一人なら問題ないから大丈夫だよ」
ごく普通の通行人と判断したいぬ君がそう言って安心させても
ねこ君はちょっと不安げに歩き始める暗い夜道は大の苦手なねこ君でした


二人とすれ違った時までそのお姉さんは普通の人でした
ですがすれ違った瞬間にお姉さんはハイエナお姉さんとして本性を剥き出しにしたのです
この道で待ち伏せをしていたハイエナお姉さんはねこ君といぬ君の姿を確認すると
すかさずストッキングを下ろし急いでパンツを脱ぐとそれを手に持ちながら
二人とすれ違い数歩進んでから突然振り返り二人の背後から襲いかかったのです!

「いぬ君!」
まだビクビク警戒していたねこ君がそれに気付いて叫びましたが
いぬ君がその声に反応して振り向こうとした時おハイエナ姉さんはねこ君を弾き飛ばしながら
いぬ君の顔に自分のパンツを押し当てて鼻と口を塞ぎました!
「あっ、んぐ・・・!ん~!んんん~~~!!」
片手でいぬ君の腕の動きを封じながら
もう片方の手で必死にパンツをいぬ君の顔に押しつけます
実はこのパンツはこの日のために一週間ずっと穿き続けたものでした
汗などがたっぷりと染み込んだ悪臭はか弱い美少年にはとても刺激が強く
不意を突けばクロロホルム並みの効果を発揮するのです

「あわわ・・・。い、いぬ君・・・」
数秒で必死にもがく動きが止まりそのまま体の力を失って
グッタリとハイエナお姉さんの手の中で伸びてしまったいぬ君を見て
ねこ君は逃げることも出来ずただ呆然とへたり込んでいることしかできません
いぬ君が意識を失ったのを確認するとすかさずねこ君を同じように
失神させようと振り向くハイエナお姉さんに驚いてもどうしたらよいのか分かりません
その様子を見たハイエナお姉さんはわざわざ失神させるまでもないと思ったのか
そのままいぬ君を抱きかかえてねこ君に自分についてくるように命令しました
ねこ君はか細い声でハイと返事をしてとぼとぼと後をついていきます
果たして二人の運命はどうなってしまうのでしょう
このままどこかへ連れて行かれてもしまい
もう二度とライオンお母さんにも会えなくなってしまうのでしょうか・・・  (´ー`)y─┛~~~


ねこ君といぬ君の物語
狙われる二人・その2

「!!・・・こ、ここは・・・?」
いぬ君が目覚めた時二人はハイエナお姉さんの車の中にいました
慌てて周りを見渡しすぐに自分とねこ君もにフルチンにされていることに気がつきました
フルチンにしてしまえば恥ずかしくて逃げられないというハイエナお姉さんの企みです
しかし何故か車は止まっていますしお姉さんも中にいませんでした
いぬ君がねこ君に話を聞くとどうやら車が発進しようとした時に
今度は謎のとらお姉さんがやってきて道をふさぐのでハイエナお姉さんと揉めているようです

どうやらとらお姉さんはねこ君達をよこせと要求しており
ハイエナお姉さんは当然そんなことはできないと怒っています
「・・・今しかないよ。ねこ君、この隙に逃げ出そう」
二人が揉めている隙にコッソリと車から出て反対方向に逃げ出そうと
ヒソヒソ声で話すいぬ君ですがねこ君はフルチンであることを恥ずかしがって
思い切ることができません
「このままどこかに連れて行かれたら僕たちどうなっちゃうか分からないよ。
 恥ずかしいけど早くここから離れてどこかの家に逃げ込もう」
「う・・・うん」
いぬ君の説得にねこ君が頷こうとした時外で鈍い物音がしたので
そっと見てみるとハイエナお姉さんがとらお姉さんに蹴り飛ばされていました!

「裏の世界に手を出した割には何も知っちゃいないのね。
 覚えておきなさい、この世界では欲しいものは力ずくで
 手に入れることが許されるのよ。たとえ相手を殺してもね・・・!」
壁にうずくまっているハイエナお姉さんに近づきおもむろに喉元に手を伸ばした
とらお姉さんはそのまま片手でハイエナお姉さんを持ち上げてしまいました
そしてそのままもの凄い力でハイエナお姉さんの首を絞めていきます
「かはっ・・・ぁ!・・・・・・っ!!」
とらお姉さんが首を絞める音は車の中の二人にまで聞こえてきます
ミシミシと指が首に食い込む音がハイエナお姉さんの苦しみと
声にならない叫びを代弁しているかのようです

「ねこ君!今しかないよ!早く!」
「ま・・・待って。あのままじゃ、あのお姉さんが!」
視線がもうハイエナお姉さんにしか向いていないねこ君の言葉にいぬ君は驚きました
どうして自分たちを連れ去ろうとした悪いお姉さんを心配するのかと
いぬ君には訳が分かりませんでしたがねこ君は殺されてしまいそうなハイエナお姉さんを
今までのことも忘れて真剣に心配してしまったのです
そしてとうとう車から飛び出して逃げ出すのではなく
とらお姉さんに向かって止めてくださいと叫んでしまいました

「ほう・・・、何かと思えばこの女の命乞いかしら?
 お前にそれをする必要があるとは思えないけど・・・。
 この女が私に抵抗するので殺す、ただそれだけのことよ。お前には関係ないわ」
「で、でも・・・!殺すのは止めてください!
 ・・・ぼ、僕があなたに捕まりますから。この人の命だけは・・・!」
必死に訴えるねこ君の後ろではいぬ君がジッととらお姉さんの動向に注意を払っています
そしてとらお姉さんはねこ君の訴えにフッと笑うとハイエナお姉さんから手を離しました
地面に崩れ落ちたハイエナお姉さんは激しく咳き込みましたが命は助かったようです
「そういうことよ。私に逆らったお仕置きということで勘弁してあげるわ」
ハイエナお姉さんが救われてホッとしたねこ君でしたがとらお姉さんは
改めて自分に捕まるという意思表明をさせるために命令をしてきました
ねこ君は大人しくそれに従いますがいぬ君は仕方なく命令に従っています

まさか自分の力不足でなくねこ君の優しすぎる心でお姉さんに捕らわれてしまうとは
それでも後悔は無理にでもねこ君を連れて逃げなかった自分の甘さにだけでした
その優しさもまたいぬ君がねこ君を守りたくなる理由でもあるのです
こうなったら捕まってどこに連れて行かれてもいい
何があってもねこ君の側に居て守り抜いてみせるといぬ君は覚悟を決めました  (´ー`)y─┛~~~


ねこ君といぬ君の物語
狙われる二人・その3

「そう。両手を上げてバンザイするようにしなさい。足も少し開いて・・・いいわ」
とらお姉さんの言う通りに完全な無防備姿をさらけ出してしまったねこ君といぬ君
ツルツルの胸や脚そしてとっても可愛いオチンチン果ては腋の下までもが丸見えになってしまう
二人にとってはこれ以上ないというぐらい恥ずかしい格好に
背の高いとらお姉さんは二人を悠々と見下ろして満足そうな笑みを浮かべてから
ジロジロと二人の全身を観察し始めました
じっくりと舐め回すように観察されているねこ君は既に緊張で
肌に汗をかき始めており一方いぬ君は少しでも恥ずかしさを抑えようと
目をつぶってとらお姉さんの視線に耐えていました

(確かに顔は可愛い。体つきもバランスが取れて色気もなかなかいいモノがあるわね。
 自分を誘拐しようとした女を救おうとしてしまう同情心もいいわ。
 ・・・それでも、どうしてからす女帝はこの子達をいきなりS級に認定したのかしら・・・)
からす女帝とはとらお姉さんが仕える裏の組織の一番偉くて悪い人のことです

ある日とらお姉さんを呼びつけたからす女帝は一枚の写真をとらお姉さんに見せました
その写真にはねこ君といぬ君が写されておりからす女帝は二人をS級の美少年として
商売の道具にしたいので捕らえてきなさいと命令したのです
もちろんとらお姉さんが逆らうはずはありませんが
何の説明もなくS級と認定されたのだけは疑問に思っていました

(まあいいわ。私がとやかく言うことでもないものね)
裏の世界史上初となるS級の美少年がこんなにもあっさり捕獲できてしまうのが
呆気ない気もしたとらお姉さんはあることを思い付き
物陰に隠れていた部下を呼んで皿状の器を用意させました
「お前の気持ちはまあ分かったわ。だけど最後にもう一つ遊ばせてもらうわね。
 ・・・私のウンコを食べてみなさい」
ハイエナお姉さんの救うための命令ではなく
とらお姉さんが自分のためにねこ君に与えた命令です
逆らえばねこ君自身が痛い思いをすると脅しをかけてねこ君にプレッシャーを与えます
ただあまりにも突拍子もない命令なのでねこ君といぬ君も恐怖は感じていながら
それが本当の事かどうなのかまだ半信半疑な気持ちも混ざっています
しかしそんな二人をよそにとらお姉さんは差し出された器を地面に置き
その上にしゃがんで二人の目にも構わず堂々とウンコをし始めたのです!

「ウフフ・・・、お腹もすいてるでしょう?好きなだけ食べて良いわよ。
 もっとも、私のウンコを全て食べ切れた子は今まで一人もいなかったけど」
女性のアソコを隠そうともせずに立ち上がったとらお姉さんは
器の上にゴトリとはみ出そうなぐらいに転がっている太いウンコを見せつけて
さっそくねこ君に食べなさいと命令しましたが命令が本当だったと
慌てるだけではなくそのウンコのとてつもない太さに恐れをなしてしまったねこ君は
なかなか体が思うように動いてはくれません
「・・・ぼ、僕が代わりに食べます!だからねこ君は見逃してください!」
見かねたいぬ君が勇気を振り絞ってねこ君の代わりにウンコを食べようとしても
とらお姉さんはそれを許しませんでした

四つん這いになって顔を近づけようとしてもウンコの迫力に怯んでしまいますし
強烈に漂ってくるウンコの悪臭が加わってますます勇気が出なくなってしまいます
(我慢しなくちゃ・・・。息を止めて無理矢理にでも食べないと)
ハイエナお姉さんのようにもの凄い痛い目に合いたくはないねこ君は
なんとかしてウンコを食べてしまうんだと自分に必死で言い聞かせます
「く…う、ううぅ・・・っ!」
息を止め目をつぶり半ばヤケになったようにねこ君がウンコに顔を近づけようとした時
とらお姉さんが誰かの気配に気がつきました
「・・・その子はあなたのオモチャじゃないわよ。私の大切な子供達を今すぐ返しなさい」
その気配とはねこ君のらいおんお母さんでした
らいおんお母さんの姿を見てねこ君といぬ君は思わず喜びの声を上げ
もう安心だという安堵の表情を見せたのです

「よく私の部下を倒してここにたどり着けたものね。
 ・・・あなた、ただの主婦じゃないわね。でも諦めなさい、私は部下とは違うわ。
 ちょっと闘える程度の腕では指一本触れることすらできないわよ」
実はとらお姉さんはハイエナお姉さんの所に向かう前に
この道の両入り口に付近に見張りのお姉さんを配置しておいたのです
しかしらいおんお母さんがここに居るということはその見張りを
倒したということなのでそこそこの格闘術はあるのだととらお姉さんは読みました
ですがその読みは完全に甘い読みになってしまいました

(そんな馬鹿な・・・!私が、何も出来ずにやられるだなんて・・・!)
初めは高をくくっていたとらお姉さんでしたがいきなり先制の鉄拳を喰らって
吹き飛ばされた時から既に余裕は消えてしまいました
気を入れ直してらいおんお母さんに挑んだとらお姉さんはその後も防戦一方で
今まさに追いつめられてトドメの一撃を喰らおうかという瞬間です
「相手が悪かったわね。私の子供達を酷い目に会わせた罪を償いなさい!」
(・・・覚えておきなさい、この屈辱は絶対に忘れないわ・・・!)
「鉄拳・・・・・・制裁!!!」
らいおんお母さんが振り抜いた拳は
豪快にとらお姉さんをはるか彼方へと吹き飛ばしてしまいました
ねこ君といぬ君は無事に助かったのです

喜んでらいおんお母さんに抱き付くねこ君を見ていぬ君もホッとしています
自分の力では何も出来なかったのは悲しかったのですが
何よりもねこ君が平和な世界に戻ることが出来たのが嬉しかったのです
らいおんお母さんも大きな胸でねこ君を受け止めギュッと抱きしめて
ねこ君に怖かった思いを忘れさせようと優しい笑顔で包み込みました
町内が同じということでらいおんお母さんとは顔見知りのハイエナお姉さんは
むしろねこ君よりももっと怖い思いをしたせいで欲情どころではなくなったのか
らいおんお母さんにひたすら謝っています
らいおんお母さんも『女なら仕方のないこと』とハイエナお姉さんを許し
制服を返してもらって罪は問わないことにしてあげたのです

ひとまず今回の騒ぎは一件落着となりましたが
らいおんお母さんは二人に笑顔を見せながらも考えることはいっぱいありました
裏世界のからす女帝がついにねこ君といぬ君に目を付けたこと
表世界にも美少年にイタズラをしようとする女が増えたこと
そしてウンコを食べさせるのが当然の流れになっていることを

そんな状況の中でそろそろねこ君といぬ君に自分の身を守る術を
教えなくてはならない時期に来ているということを感じていました
できればずっと戦いのない世界でねこ君を甘やかしていたかったと
本音丸出しの愚痴をこぼしながら  (´ー`)y─┛~~~

(※ぁゃιぃでの妄想でのねこ君といぬ君も参照 by 管理人)

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