漏れの美しんぼ

美味しんぼのエピソードを参考にウンコネタをやってみた
「美味しんぼ」でググッてたどり着いたヤシがいたらノ(´ー`)y─┛~~~スマソ

その5~8
その9


その1 究極のスカトロ

東西新聞という会社が創立100周年を迎えるにあたって
そこの社主は歴史的な記念企画として『究極のスカトロ』を立ち上げることになったらしく
とある料亭に文化部の社員達が集められることになった

「現在、スカトロが食文化として普及し始めてきているが
 これほどスカトロという文化に対して多用な嗜好を持つ国は日本だけである。
 そこで私はその様々なスカトロメニューの中から最高のものだけを選び出し、
 『究極のスカトロ』として後世に残そうと思うのだ」

その究極のスカトロの企画を担当するためにはウンコに対しての鋭敏な感覚を
持っているものでなければ務まらないとしてテストを行うことにしたわけだ
そして皆が突然の試験に困惑しているその中に漏れと詩織がいた

「皆の前に3つのウンコとオシッコを用意させてもらった。
 それぞれウンコの方はスーパーのウンコ、東京のスポーツ名門校の女子中高生のウンコ、
 そして京都の名門体育大付属校の女子中高生のウンコ。
 またオシッコの方はスーパーのオシッコ、スポーツ名門校の女子中高生のオシッコ、
 そして名門進学校に通う女子中高生のオシッコ、
 どれがどれであるのか、また風味の違いにおいても細かく解答してくれ」

そう言って不敵な笑みを浮かべる文化部部長の問題に
社員達はあまりにも難解すぎると早くも諦めムードで詩織も
突然集められた上にこんな試験をさせられて激しく慌てながらも
とにかく解答はしようと慎重にウンコを試食し始めているよ
しかし漏れはこんな試験はご免だけどウンコは食べておくかと
とっとと丸かじりして平らげてしまったら詩織に「不真面目よ」と窘められてしまったよ


というわけで全員が解答を提出し終わったようだが
どうやら社員達の答えは全滅らしく副部長共々ガッカリする部長だが
漏れと詩織の解答を見て正解者が居たと目を丸くして叫んでいたよ
社員達の注目が漏れと詩織に集まる中で部長はまず詩織にオシッコについての解説を求める
スーパーのオシッコは味を薄めてあるので分かるヤシは多かったが残り二つは難しいだろう

「どちらのオシッコも、味も香りも濃くて美味しいとは思いましたけど
 片方がほんの少しだけ塩味が濃いような気がしたんです。
 スポーツで体を使っている女子中高生は運動後の食事の味付けに
 塩分の高い物を好むということで、塩味の濃い方がスポーツ名門校のオシッコだと判断しました」

詩織の丁寧な解答に皆は感嘆の声を上げるけど
部長はオシッコについての正解を褒めながらもウンコの方の解答が不十分なことを指摘しつつ
では藤田君にウンコの方の説明をしてくれと話を振ってきたので
漏れはいちいち面倒だとばかりに「ワインとウンコは旅をさせちゃいけない」と答えたけど
部長はそれでは許してくれなかったよ

「スーパーのウンコは論外。味も香りも薄められている。
 残りのウンコはさすがに本物の女子中高生が出しただけあって、甲乙つけ難いが
 おそらく現地で女子中高生にウンコをさせ、ここに運んできているのだろう。
 京都のウンコはこの時間に合わせるために早めにウンコをしてもらった結果、
 ついさっき東京から運ばれたウンコに比べてほんのわずかばかり風味が落ちていた」

(あんないい加減に食べていたのにそこまで分かるなんて・・・)
漏れの説明にさっきよりもさらに驚いた表情を見せる社員達と
改めて漏れを見直す詩織だけど部長と社主はそれほど動じずに
むしろやはり正解したなというような表情でうなずいていたよ

こうして漏れと詩織が東西新聞の究極のスカトロの企画を
担当することになったわけだが光栄に感じる詩織とは違って漏れは
ダラダラと過ごしていたいのにこんな仕事を押しつけられてはたまらなかったよ


その2 ウンコで勝負!

漏れはまだ究極のスカトロの企画を担当するとOKしていないのに
社主は勝手に企画進行のための下準備を始めつつあるようだ
今日もウンコの食通と呼ばれるお偉いさん方を呼んで
究極のスカトロのことを説明して意見を仰ごうと話を進めていたよ

「やはりウンコと言えば有名人のウンコは欠かせないでしょう」
「この間食べた女優のウンコは素晴らしかったですよ」
「渋谷のカリスマ店員のウンコも忘れられまへんな」
漏れの目の前で繰り広げられる間抜けな自称食通達の会話に
何も得る物がないと悟った漏れは不満を当てこするかのようにアクビをしてやったけど
ヤシらは漏れに構わずに再び話を続けてしまったよ

「しかし何と言っても一番美味いウンコはアイドルのウンコで決まりでしょう。
 私はあの人気アイドルグループにも顔が利くので、今度用意させておきますよ。
 どうです藤田さん?やはりアイドルのウンコが一番だとは思いませんか?」
よりによってアイドルのウンコが一番だなどと抜かすコイシらは心底駄目なんだな
こんな集まりはもうとっとと終わらせてしまうしかないよ

「まったく食通と呼ばれる人間ってのは滑稽だねえ!
 人気があるから、有名だからって、その女のウンコまで有り難がっているけど
 ブランド商品の名前だけを有り難がるのと一緒じゃないの?」
漏れの罵倒に当然食通達は怒ること怒ること
漏れを単なる若造と舐めていた本音を剥き出しにして
漏前にウンコの味が分かるのかと詰め寄ってくるのを見て詩織も慌てるが
漏れはそんな事には動じることはなかった

「アンタが言う一番美味いアイドルのウンコを用意しな。
 それよりはるかに美味いウンコを食わせてやるよ」

そう宣言した漏れはさっそく漏れの母校に足を運んで葵ちゃんに会うことにした
そして今はちょっと便意の来ていない葵ちゃんに無理にでもいいから一本糞を
アナリュから吐き出してもらうようにお願いしているのだけど
さすがの葵ちゃんも便意が来ていない時に漏れ以外のヤシも食べる一本糞を
出すというのはかなり自信がないようで説得に難儀したけど
そこはやっぱり先輩の漏れの頼みであるからと漏れと食通の対決の場所に
一緒に行ってくれることに頷いてくれたよ


というわけで食通や社主達が待つレストランにやって来た漏れ達だけど
食通達は葵ちゃんを見てその子はいったい誰だとキョトンしているので
漏れが単なる漏れの後輩ですと話したらたちまち笑い出しやがった

「わっははは!これは大笑いだ!
 ただの女の子がアイドルのウンコに勝てると思ってるのだから貧乏人は困る」

そんな事よりとっととウンコの食べ比べを始めようじゃないか
食通は収録の合間をぬって吐き出してもらったアイドルのウンコを既に持ってきていたので
後は漏れが葵ちゃんに一本糞を吐きだしてもらうだけだ
レストランのトイレを借りてちょっと緊張しながらウンコをする準備を始める葵ちゃんを見て
詩織がどうしてここまで葵ちゃんのブルマーを脱がせなかったのかと質問してきた

「アナリュが乾燥してカサカサしてしまうと、ウンコがスムーズに出にくくなってしまう。
 だからここまでブルマーを穿かせ続けることによってアナリュを蒸れさせておいてから
 ウンコをさせるのさ。後は葵ちゃんに頑張って一本糞を出してもらうだけだよ」
その効果があったせいか葵ちゃんもいつもよりちょっと長めにアナリュを奮闘させたぐらいで
詩織も驚く一本糞を無事に出すことが出来たよ

「凄いわ・・・。じゃあ、これが・・・」
「ああ。無理をしてもらったせいか、いつもよりちょっと小ぶりだけど
 これがアイドルのウンコより美味い葵ちゃんの一本糞だ」


さっそく対決の開始だ
まずはアイドルのウンコが均等に切られてそれぞれ漏れ達の前に差し出される
(美味しい・・・。こってりとした風味が口の中いっぱいに広がって・・・。
 松原さんのウンチはこのアイドルのウンチに敵うのかしら・・・?)
アイドルのウンコを食べて驚く詩織は心配でソワソワしているけどその必要はない
葵ちゃんの一本糞を食べれば心配は全て晴れるさ
余裕の表情を見せていた食通も次に出されてきた葵ちゃんの一本糞を見たら
案の定葵ちゃんの一本糞のツヤと逞しさに言葉を失いそうになっていたよ

「ふふん。ま、まあ確かにこのウンコも美味いけど
 こんなそこらの一女子高生のウンコとアイドルのウンコでは比べようが・・・」
さらに葵ちゃんの一本糞を食べた食通達は負け惜しみを言うのがやっとだったけど
詩織や社主達の意見は完全に葵ちゃんの一本糞の方が美味いという事で一致していた

「松原さんのウンチの方が強烈だけど少しも生臭くない豊かな香りなの。
 これに比べたらアイドルのウンチの方は油臭くて味が濁っているわ」

葵ちゃんと超人気アイドルグループのメンバーを比べたら確かに葵ちゃんの事を
知っている人間なんて全然少ないだろうけど人気でウンコの味が決まる訳じゃない
毎日自然の中で健康的な運動を行い良く食べて良く寝る葵ちゃんの
健康そのものの体とお尻から吐き出される一本糞と小賢しい人間の知恵で
人気者に仕立て上げられてスケジュールに追われる不規則な生活をしているストレスを
暴飲暴食や煙草はては薬に溺れることでごまかしているアイドルの
表面だけきらびやかに取り繕った病的な体から吐き出されたウンコと果たしてどちらが美味いか?

しかもこの葵ちゃんの一本糞はここで出したてのものをすぐ器に並べたもの
TV局から運ばれてきたウンコとでは鮮度において天と地の差がある

「何を言う!国民的人気を誇るアイドルグループを何だと思ってるんだ!
 そのアイドルのウンコの有り難みが分からないなんて食通じゃない!」
それでもアイドルのウンコこそが凄いウンコだと開き直った食通達は
必死な顔で漏れの結論に食い下がってくるけど社主はそんな食通達を見て
ウンコそのものの美味しさや凄さよりもウンコの付加価値を有り難がる先生方の協力は
究極のスカトロにはいらないとキッパリ切り捨てることで一件落着を迎えたよ

しかし漏れはこれで究極のスカトロの企画を引き受けた訳じゃない
単にウンコの食通を自称するヤシらに我慢がならなかっただけさ


その3 便秘ウンコの心

どうしても漏れに究極のスカトロを進めさせたい社主は
漏れを美味いウンコで懐柔しようとでもしたのか銀座の便秘ウンコで有名な店に
席を用意して話を聞こうと誘ってきたよ

「ちょっと!あたしのウンコを箸で崩すって何のつもりなの?
 せっかくの便秘ウンコの形が台無しじゃないの!」
店に入るなりやかましく聞こえてくる女主人の怒鳴り声
便秘ウンコが立派すぎてとても手づかみででかぶりつけないと怒鳴られた客は謝るものの
女主人はクドクドと自分の自慢を交えつつそれをなじり続けていたよ

さらに別の客が便秘ウンコを注文する時に美味いのを頼むよなんて言ったものだから
女主人はさらにカッとなってとうとう客に向かって帰れと罵って追い出してしまうじゃないか
「酷すぎる・・・。いくら有名なお店だからって・・・」
これでは優しい詩織が快く思わないのも当然だな
でも社主を見て女主人が挨拶にやってきたので慌てて口をつぐむところが可愛らしいな

「あたしの便秘ウンコを食べたいって奴は大勢いるけど
 食べる資格があるのはほんの一握りだけよね。あたしの食事はいつも一流、
 ウンコの溜め方も一流、それにあたしの尻が何よりも一流、ってね」
だからあたしの便秘ウンコを食べる資格があるのは一流の人間だけよと豪語する女主人に
詩織は不満の色を隠すことが出来ずについ口を開いてしまったよ

「でもみんなお客としてウンチを食べに来てくれているのに
 あんなに怒鳴り散らすなんて酷いわ」
当然その言葉に女主人はカンカンに怒ること怒ること
「は!これだから貧乏人は嫌なのよ!貧乏人にあたしの便秘ウンコの価値が
 分かると思ってんの?あんたのような小娘はスーパーのウンコでも食べてりゃいいのよ!」
圧倒的な罵声に詩織はそれ以上言い返すことが出来ずにオロオロしているので
漏れは見かねて助け船を出してあげることにしたよ

「詩織、この女の言う通りだ。こんな女の便秘ウンコより
 スーパーのパックのウンコの方がよっぽど美味いぜ」
確かにこの女主人は凄いウンコを出すために良い物を食べてるかもしれんし
便秘ウンコにするまでの溜め方も考えているのかもしれんけど
肝心の女主人自体の心が一流どころか最低じゃないか
漏れはそんな女主人に自分の慢心を知らしめ一泡吹かせてやりたいと思い
今度の休みに漏れと一緒にある場所に付き合ってもらうことにしたよ
お前に本当の便秘ウンコとはどういうものか教えてやるぜ


というわけで漏れは虹野さんが一人で切り盛りしている小さなお店に
女主人と詩織達を連れてきて便秘ウンコで勝負をさせることにしたけど
始めは虹野さんを見て単なる小娘と高を括っていた女主人も
虹野さんがアナリュから吐き出した便秘ウンコを超える便秘極太ウンコに
一瞬目を奪われたもののすぐに「ただ大きいだけじゃない」と居直っているよ

「それぞれの器に虹野さんと女主人のどちらかの便秘ウンコが乗せられている。
 それを目隠しして食べて、どちらの便秘ウンコが美味いかを判断してほしい」
目隠しをした詩織達が一斉に便秘ウンコを食べ出すけど
部長や副部長達にはさすがに判断が難しいようだ
しかし詩織はそんな中でも鋭い感性を発揮してウンコの味の違いを感じ取ってくれたよ

「右のウンチの方は歯ごたえが凄いのに口の中で一つ一つのウンチの粒が
 ブツリとほぐれて、とても心地良い触感になってるわ。それに比べると左のウンチの方は
 ウンチの粒が固まりすぎて、とても食べづらくなってる」
もちろん右の便秘ウンコの方が虹野さんのウンコだけど詩織の言葉がきっかけで社主達も
女主人のウンコは虹野さんの便秘極太ウンコに比べるとただ固いだけのウンコだという
結論に達し女主人を大いに慌てさせていたよ

それでも納得出来ない女主人に漏れは味の違いを目で見せてやると
今度は皆を連れて紐緒さんの研究所に向かいそこで二人の便秘ウンコを
CTスキャナーに通して断面図を撮ってもらったよ

「虹野さんの便秘ウンコは、ウンコの粒自体はかなり固くなっていても
 その粒同士の間に適度な隙間が出来ているわ。しかもそれがムラなく固まっているわね。
 一方、女主人の便秘ウンコは粒同士が隙間なくギチギチに固まっているせいで
 粒が結合してしまって、一塊りのウンコになりかけているわね」

この紐緒さんの説明で分かっただろう
便秘ウンコのような巨大なウンコはウンコの粒同士が一体化してしまうと
口の中で噛んでもブツリと千切れてくれずに食べ終わった後には疲労感だけが残るのさ
食べてくれる相手への心が籠もってないウンコはただの醜い塊だ
あんたの驕り高ぶった心と尻で吐き出した便秘ウンコは大きくて固いだけの
ガチガチの石のような塊に成り果ててしまうんだよ!


力無く去っていく女主人にはちょっとキツいお灸になってしまったけど
これで少しは心の籠もった便秘ウンコを出せるようになるだろう
漏れ達は再び虹野さんの店に戻って虹野さんの便秘極太ウンコを
今度は勝負とは関係なく味わわせてもらうことにしたよ

「それにしても、虹野さんがこんな小さなお店でやっていたなんて意外ね。
 こんな美味しいウンチなんだから、もっと大勢の人に食べてもらえばいいのに」
虹野さんとの久しぶりの再開に喜びながらも不思議がる詩織に
虹野さんは大勢のお客よりも本当にウンコを食べたい人にだけ食べてもらう方が
幸せだと笑顔で答えたけど確かにそうだ
口だけの食通やステイタスのためだけに金で女のウンコを食い漁る成金を相手にするより
こういう小さな店で何よりもウンコの味を求めて来てくれる客に囲まれる方が
儲けが少なくたってずっと幸せなことだろうしそんな客達だからこそ
美味しくて凄いウンコを出したくなるものじゃないか

「便秘極太ウンコだけじゃない。ウンコは全て心なのさ」


その4 非凡の紺ハイソ

東西新聞が主催する美術展の企画のために所有の名画を借りようと
億万長者として有名な九段下舞佳さんを接待することになったのだが
名門校の女子中高生のウンコをご馳走して機嫌を取ろうという考えは理解出来るものの
招待するところが老舗の料亭だというのでちょっと思うところがあった漏れは
接待は好きじゃないけど詩織も連れて一緒について行くことにしたよ

その料亭では仲居の案内に従って様々な名門校の女子中高生達が
制服姿でやって来てはウンコをしてそれを差し出すというやり方だったけど
制服姿の女子中高生に舞い上がって美味い美味い言っている副部長達と違って
舞佳さんはどのウンコもちょっと口にしただけで残しているようだ

「ねえヒロ。このウンチ、美味しいことは美味しいけど
 どれも味も香りも薄れちゃっているような、そんな気がするの」
詩織の言う通りこのウンコは一見名門校の女子中高生のウンコのようで
実は名門校の女子中高生のウンコではなかった
それは彼女達がお金欲しさに自分の高校のではない制服を着て
ウンコをしているそこらの女子中高生であるからだ

ウンコをお小遣い稼ぎの道具にするのはコギャルも一緒だが
それでも自分のウンコに誇りを持っているからコギャルのウンコは萌える
それに比べれば中途半端な気持ちでアルバイトをする女子中高生のウンコは最低のものでしかない

それだけでも食通の舞佳さんを不機嫌にさせていたのに
さらにこの店は致命的な事をしてしまった

「も、もう結構だわ!何もかもいい加減なウンコじゃない!
 制服だけ着飾ったって中身が伴ってないわ!おまけに何よこれは!
 これは女子中高生の制服を着た女のウンコじゃない!」

人手不足か何だか理由があったのかも知れないが
他校の制服を着させた女子中高生ならともかく既に高校を卒業してしまった女に
制服を着させてウンコをさせるというのはもはや詐欺といってもおかしくはない
高校を卒業した女のウンコは女子中高生のウンコとは別に萌えることも出来るのに
歳がそう離れてないからといって女子中高生と偽っては
それがウンコの価値になるどころか貶めてることにしかならないのにな

それはともかく怒り心頭の様子で席を立つ舞佳さんを
部長達が必死に謝ってなだめているけどそんなことでは無駄だろう
「やれやれ。確かにウンコも酷かったけど
 そこまで怒るなんて、アナリュの小さい人間のすることだろうな」
独り言を装った挑発に乗らせて舞佳さんの足を止めさせた漏れは
もし次に舞佳さんを満足させることが出来なかったら漏れが舞佳さんの
ウンコ奴隷になると言う約束をしたことでひとまずこの場を収めたよ


あんな事を言って舞佳さんを満足させるアテがあるのかと詩織は不安そうな顔をするけど
ひとまず漏れは今は西音寺女子学院で働いている掃除のおばちゃんを訪ねて
助言を仰ぐことにしたよ

このおばちゃんは今もあちこちの学校を渡り歩いてトイレ掃除等をしていて
女子中高生のウンコ事情や学校別のウンコのレベルを知り尽くした
凄い人なんだよと詩織に紹介しながらおばちゃんの持っている紺のハイソに目を付けた
「ああ、更衣室に脱ぎ捨ててあったのを処分したものだけど、かなりの臭いだよ。
 ここの女の子達はせっかく良いものを持っているのに、こういうのを簡単に捨ててしまうんだね」

そういえば舞佳さんが一番怒った原因となった
偽の女子中高生が着ていた制服も寺女のだったな
「お嬢様学校ということで男共の人気が高いんだろ。だから名前を利用されるのさ。
 おそらくその子はここの卒業生だったんじゃないのかい?」
本人に何も取り柄がないのに名門校の女子中高生というだけで高い魅力を得ていた少女は
卒業した瞬間にその魅力の全てを失ってしまう現実を思い知らされる

それが辛いから卒業しても制服姿で街を闊歩するなんちゃって女子中高生ということか
ただでさえ年齢が女子中高生を超えてしまったのにまず制服ありきの心では
ウンコの凄さもたかが知れているだろう
舞佳さんがウンコに口もつけずに怒り出したのも当然かもしれんね
もちろんそんな女でも平気で雇うどころか本物の女子中高生さえ
制服を偽らせてしまう料亭も落ちぶれたものだとしか言い様がないな

ところで舞佳さんを満足させるウンコを出せる女子中高生が揃った
学校は今はどこかと訪ねたのだけどあいにく最近はウンコを売るアルバイトが一般化したせいで
中途半端に自分のウンコに自信を持つ女子中高生が増えたことでどこの学校も
ウンコのレベルがまちまちになりすぎておばちゃんも頭を痛めているようだ

「でも、この学校にはちょっと前に凄い子がいたんだよ。
 来栖川というしっかりした子でね。家は凄いお金持ちだっていうのに
 今は自分の力で小さな店を構えてるって聞いたから。あの子の店はきっと伸びるよ」
寺女の来栖川というと・・・葵ちゃんの格闘技の先輩の来栖川綾香のことか
各学校の女子中高生のレベルがまちまちになっているというのなら
何もどこかの名門校の女子中高生という肩書きに拘ることもないな
綾香も寺女の卒業生ではあるけどむしろ肩書きよりも
本人のウンコの凄さで勝負できる美少女だからな
それに綾香にはウンコ以外にも凄いものがあるということを思いだした漏れは
さっそく綾香に連絡を取って打ち合わせをすることにしたよ


「このお嬢ちゃんね。さて、どんなものを出してくるのかしらねん」
というわけで綾香の店『紺星』にやってきた舞佳さんは
紺星の小さな店構えにはさほど触れずにまずは何が出てくるかと席に座ったけど
一緒にやってきた副部長達はオロオロとすることしきりだよ
最初からこんなだから綾香の出したメニューを見たらもっと驚くことだろうな

「はい!お待ちどう」
威勢良く綾香が差し出した四角いお盆にはウンコと紺のハイソしか乗っていないことに
副部長達だけでなく詩織や舞佳さんもその素っ気なさに目を丸くしている
「藤田君。これはどういう事だ?当然この後にも色々なモノが出てくるのだろう?」
そんな事はなくこれが舞佳さんにご馳走するメニューの全てだと告げるや
副部長達はパニックに陥るけど舞佳さんは黙ってウンコと紺のハイソを見つめている

「この紺ハイソックスの輝きはどう。ジットリと染み込んだ汗のおかげで湿ったハイソックスが
 紺色の生地を実にいい色合いにするだけでなく、ネットリと糸を引くような質感に
 見せているじゃない。これだけの粘りけを出す汗を染み込ませるのは至難の業よ」
さすが舞佳さんは本物の食通のようだな
綾香の紺のハイソの素晴らしさをここまで感じ取れるとは大したものだ
もちろんそれなら味と香りの方も満足してくれることだろう

「ああ・・・この風味、この味。野趣溢れる臭いでありながら、上品な味を醸し出してるわ。
 あなた実はお嬢様育ちなんでしょう。それに格闘技も少しやっているのかしらねん。
 足の指に溜まった汗を一気にハイソックスに染み込ませなくては、こうはならないわ」
紺のハイソを履いたまま激しく蹴りの特訓を行うことによって
蹴りの動きの遠心力を利用して足の蒸れた汗を素早く完全に染み込ませることによって
綾香の紺のハイソは足の汗と臭いを全て吸収してとてつもなく臭くなっている
だから紺のハイソを脱いだ綾香の素足には臭いがまったく残らない
舞佳さんは綾香の紺のハイソを嗅ぎ味わっただけでそこまで見抜いたのだから驚きだ

これだけで大喜びの舞佳さんだが次に綾香のウンコをバクバクとかぶりつくと
その本物のウンコの味に喜びは頂点に達していた
「私が初めて働く喜びを見出したのはブルセラのアルバイトだったわ。
 下着なんてまだ恥ずかしくて売れなかったから靴下を売ったのよ。
 それでも結構な値段で売れてね。それで私は自分がお金になるって分かったの」
それでも下着を売るの嫌だったのでウンコを売ることを考えたら
それがたちまち評判となって大儲けしたというわけだ

「こんな美味しいハイソックスとウンコを食べさせてもらった上に
 懐かしさを思い出させる演出までしてくれて、感謝するわ」
お礼に舞佳さんの所有する絵画を貸してくれることになって副部長達も大喜びだ
綾香のウンコはもちろん凄いけどやはり紺のハイソの力が大きかったのだろう
一昔前までは中年の履く悪い意味での臭いモノだったが
綾香のおかげで今や女子高生の臭いアイテムの定番なのだからな


「ところで少年。何となく気になってはいたのだけど・・・
 君、華澄の義理の息子さんと違うかしらん?」
突然の舞佳さんの言葉に詩織も思わず漏れの方を窺っているけど
漏れは人違いだと一言だけ話しその話題にそれ以上触れるのを避けた
「華澄って、誰かの名前なのかしら・・・?
 卒業した後のヒロの家族のことまでは知らなかったけど・・・」
幼なじみの詩織は人違いという漏れの言葉を聞いてもまだ何かを気にしているよ
漏れの態度もやはりよそよそしかったのだろうけど

(´ー`)y─┛~~~ツヅクヨ
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